だって、学校の部活ですもん。いくらこの辺の情報を握っているとは言っても、さすがに大きな事故になってしまうと「他の」メディアが黙っちゃいない。

もちろん、そういう取材は一切行っていない訳ではなくって、主に「卒業した」先輩がやっているか、独立したエージェント部門である別会社へのアルバイトという形で出向した先輩がやっている。万が一の場合はその会社の所為って事になる訳で。

もっとも、諸法規の兼ね合いで、後者のケースは高等部に関してはほぼ皆無に近く、むしろ大学に在籍している部員がつかうケースだという事なのだけど。

高等部の場合だと、保護者の承諾っていうのが割と難しいんだ。これが。

前にも話したけど、「学費の為に」アルバイトをする必要が皆無なくらいなバックアップ体制な学園なだけに、まず理由を親に説明をしなければいけないというのが難易度が高いらしく、仮にそれがクリアできたとしても、エージェント部門へのアルバイトへの説明は少々リスキーで。理解の深い親がOBのケースでも出てくればそういう実例も出てくるのだろうとは思うのだけど。

まあ、それでもその「会社」と「同好会」は実質同じ組織上にいるようなものだと、世間的には認知されているものだから、愛先生や部長曰く、「覚悟はしとけ」という事らしい。

実際、部活中に事故に巻き込まれたということこそないのだけど、他の部員が内偵調査をしている時に、たまたま「非番」の部員が、暴走する車に轢かれたという交通事故があった事はあるらしい。幸い、再放送枠で時々見る、武田○矢さん主演の恋愛ドラマの告白シーンばりの寸止めだったらしく、軽い擦り傷で済んだらしいのだけど、その先輩は絶賛引きこもり中。今、同好会と会社の会計やってもらってるって部長は言ってるけど、会ったことは無い。

もちろん、その「事故」はご察しの通り…なのだけど、皆さんスルーをした方が良いかもしれない。言えるのは警察も普通の交通事故でしか処理しなかった代わりに、以後そんな事はなくなったし、ついでにその車の持ち主である会社がなにか突然経営者が夜逃げしたらしくって、倒産したらしい。
いまだにその経営者の行方がわかんないらしいけど、それ故にいろんな噂が流れているのは事実で、でもまあ生きているらしい的な事くらいしか僕らは知らない。愛先生曰く、私達が手を下すことはできないけど、それをヨシとしない団体はいるし、利害関係は沢山あるけど、今の僕には知らない方が身のためだってさ。

法廷闘争のできる状態が揃ったら嫌でも会うことになるよって言ってたけど、正直よくわからないよ。証人保護プログラムかなにか?推理小説じゃあるまいし。

まあ少し判ったことは、その推理小説のような世界が現実に発生しているんだっていう事なのだけど。でもね、なんというか、アキがちょっと変な以外は今の所平和な日常です。