それでもペンは強いのです。

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そうかもしれない。そう思った。確かに育ての親の父と母には感謝しているし、「君の親は誰だ?」と言われたら、迷わずこの2人の事言うだろうと思う。それは間違いないし、将来においても変わる事はないと思っている。


ただ、なんなんだろう。そうは思っていても、知れてしまった以上、産みの親がどんな人だったのか、どういう気持ちで僕を産んで、どういう気持ちで手放したんだろうって。
聞いたら聞いたで、後悔することもあるだろうけど、それでもそれをしらない限りは何か先を進むときに障壁になるように思う。

愛先生だって、何故その時気がつけなかったんだろうっていうのだとか、私が一緒にいたのにどうして打ち明けてくれなかったのだとか、もし生きているのなら、なんでコンタクトを取ってくれないのかだとか。単に自分の事を嫌いになっただけかもしれないし、それどころじゃない場所にいるのかもしれない。
先生として順調に仕事をしているように見えるけど、どちらかというとユウさんの帰る場所を守ってるんじゃ無いかって、学生時代の愛先生を知る校長先生は言う。
愛先生も、傷つく可能性はあるんだろうけど、知らなきゃその先に進む事ができないんだろうと思う。

そう考えるとペンって強いんだと思う。その思いを先に突き進めさせる為の原動力にもなるし、時には思い詰めさせる為の凶器にもなってしまう。だから、やっぱりペンって強いんだと思う。

ただ、使う人の心の強さ次第で、その発揮できる力は変わってくる。だからこそ芯の強い人じゃないと、ペンは力を発揮してくれないんだと。

僕は、なれるかな…そんな人に。

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