#ある電子書籍の広告を見て、頭の中に降ってきたので残しておきます。
(この作品はフィクションであり、特定の人物や団体、事象にはなんの関わりもございません。)

下校の為に、靴箱を開けると見覚えの無い手紙が。かわいい封筒にご丁寧にハートのシールで封をしている。

私は、どちらかと言えば「もてない」方の人間だと思う。実際、今まで彼女のカの字もなかった訳だし、どちらかと言うと考えるのが怖くて恋の話すらも避けていた方。

そんな自分に、そのような話が発生するとはとても思えない…と少なくと数秒前までは。

…いや、もう一つわからない事があるのだ。それはこの学校が男子校だって事。
(多分、いたずらだよなぁ…。)

そうは思いながらも、ゴミ箱には入れられずにその場に立ち尽くす。自分でいっちゃなんだけど、ものすごく変な風景。あはは…。

…うん。周りの視線の痛さも含めて、どうやら夢ではなさそうだ。しかし…誰なんだ…。

「…読んでくれた?」

びっくりした。…同じクラスのマサオだ。

「…やっぱり、いたずらですか…」

だって、そうとしか考えられない。小・中学校の時に、私をいじめていた張本人であり、私は彼から逃げる為にわざと遠いこの学園を選んだのに、ご丁寧に同じ学科の同じクラスというオチがついてきたと判ったときはよっぽど退学しようかと悩んだくらいだ。

「…いたずらじゃないよ…」
「え?」

ちょっと待った…。なんだよこの胸のドキドキは…。

「俺がおまえを好きになっちゃいけねぇのかよ!小さい頃からお前一筋だ!」

幻影なのかもしれない。けど、その時のマサオはいつもの数十倍かっこよく見えた。

…問題はいろいろあるのだと思うのだけど、ココには沢山の人が集まるわけで…。
…ただ、その事に気づいたのは周りからの多くの視線で…。

この後、担任に呼び出されたのだけど、その時の話はまた余裕があれば。