「テレビを電力ピーク時間に放送休止する」というアイデアについてを個人的に考えてみる。

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そろそろ、このネタについてある程度冷めてるみたいだから、ちょっと変な事を言ったところでそれほど再燃しないだろうから、ちょっと取り上げてみます。故に理論破綻している可能性は非常に高いので、あまり深くは突っ込まないで下さい。



この理屈についてですが、ちょっと疑問に思った事。
・NHK教育については別の理由ではあるけども、実際、日中に「休止」した事がありますよね。
・全キー局が全国への配信、各ネット局を考えると、例えば「節電を伝える役目」を一局に絞ったとすると、それだけでも相当の電力消費量の削減になるのでは?
・結局、DVDや溜め取りのビデオを見てしまっては同じという点に関しては、確かにその通り。その点はなにか対策しないといけないですよね。

まず、事前に準備していたとか、地上波で唯一複数チャンネルをもつ局だからできたという事はあるとしても、「前例がない」って訳ではないという点。
テレビ局が休止しても「電気の足りない量にはとてもじゃないけど間に合わない」というのはあるのだけども、まだそこそこ影響のあるメディアであるテレビが「実際に止めちゃう」という事に対するメッセージ的な効果って、まだまだ絶大だと思うのです。
「節電を伝える役目」を一局に絞るという提案については、本当は「電池で駆動して、安価な受信機であるラジオに役割をその時間だけ譲っちゃえ!」と言いたいところなのですが、それはそれで揉めそうなので1局だけ残したら?という事。NHKにでもやってもらったらいいんじゃないでしょうか。
(但し、スタジオの電源は落とし、文字情報とラジオサイマルのみ。文字情報はできるだけピーク時間帯以外に伝送したものを時間になったと同時に、地域局で放送。)

「結局DVDやビデオを見てしまったら同じ事」というのは、確かにその通りだとは思うのですが、またここで疑問なのが次の通り。
・同じ空調というのが必要があったとしても、各家でとるより一カ所で集まってそこで空調をかけた方が効率はいいですし、結果的、総合的に節電になるのは間違いないですよね。
・節電とは言われても、客商売などになると商売の性質上、使わないところは切るとしても、お客様がいるところになると空調や照明などをつけっぱなしにしないといけないって場所はありますよね。
・上記の場所の中で、中には客の入りが悪いところもあります。だからといって、休店にしたり、お客さんがいるのに照明や空調を切ったりする事はできませんよね。

なにをいいたいかと言うと、少なくともピーク時はそこへの集中率を高くするという施策を打つことができるのなら、あながち夢物語と言う訳でもないと。まあ、できそうにないので夢物語だ!と言えばそこで終わってしまうのですが…。
仮にできるとしたら、まだチカラの残っているテレビ局の「ブームを作る(偽装する?)チカラ」というのが幅広い年齢層にアピールできる唯一のプレーヤーじゃないんでしょうか…。

ただ、本当に電力不足があるとしたら、それくらいじゃ足りないというのはあるかもしれませんけども。
(にしても、政府のていたらくは判ってたはずなのに、なんで1年以上この状況への備えをしてこなかったんだ。電力会社は。…と思ったりはする。異論はいろいろとおありでしょうけども。)

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