私が「改正安保法案」を反対と言わない理由

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以前も書いたと思うのですが、如何せん、解放しすぎの感を感じる為に、「自衛隊員を守る」という意味合いとしてはちょっと厳しいかなぁという意味で、広義の意味では「反対陣営」の部類に入るのでしょうが、正直な所現在の自衛隊の活動範囲でも、「よく、この間に集団的自衛権に該当する事案に出くわさなかったなぁ」というのが本心の部分だからです。

それは、「憲法9条に守られてた」んじゃなくて、さまざまな幸運に恵まれてただけのように思うのです。


もちろん、(これも何度も言っていますが)戦争は反対ですし、昨今、かかるコストに対してそれほどメリットがあるものではなく、正気であるならば普通やんないと思います。(その辺の理屈は軍事オタクの方が詳しいと思うので適当にググって下さい。)

特に、核兵器とか悪循環の最たるもので、これを使って戦争となるとお互いもう終わりどころか、地球自体が終わりだと思いますし、それは保有国の実務担当者は理解しているはずで、まず使う事はできません。指導者が狂ってなければですが。
でも、置いている以上、維持コストって膨大にかかるんですよね。個人的には「うちのトップが狂ったらとんでもない事になるぞ!!」って、事を主張してるだけのようにしか見えないのです。ものすごいお金をかけて。

脱線してしまいましたけど、核兵器とまではいかないにしても「狂った人」は一定数発生するからこそ、ISのような団体ができてしまう訳で、安全という前提で派遣されていてそういう事態に出くわさないという保証はどこにもない訳で。実際、派遣されている地域で紛争等が発生した例はあるようですし。

ややこしいのは日本国民を守ろうにも、国際化の進んだ現在では、日本の管轄下つまりは個別的自衛権の範疇で処理できる所にいてくれるとは限りませんし。たとえば、
「日本の港と韓国の港との定期航路が、船籍が韓国の船で航行中、韓国側領海に入った時点で……」
だとか。定期航路ですから、日本人は乗っているでしょうけども、韓国の管理下です。

課長島耕作シリーズの作者が昔描かれてた「加治隆介の議」にもありましたけども、実際目の前で民間船が攻撃されてたら、自衛隊の人は当然助けますよ。どこが攻撃してくるとかは上げませんが、察しはつくかと。これ、いくら守る為とはいっても、日本の領海か、公海上であれば個別的自衛権ですけども、相手の国の領海に入った時点で集団的自衛権だそうで。
実際、助けるでしょうけど、違反ですから罰則の対象ですよね。それは流石に可哀想というか、自衛隊員に対して失礼じゃないでしょうか。そういう意味で、「まるごと廃案」というのは流石に「うん」とは言いづらく……。でも、反対派の方の意見を伺う限りは「廃案」が大半なんですよね。維新の対案はアリかな……と。

ただ、近隣でもそういう事が考えられるんですから、PKOとかで海外に行っている時なんてなると……。

でも何度もいいますけども、いい加減「解釈でどうにかしよう」じゃなくて、憲法改正に本腰を入れなきゃいけないと思いますけどね。急場しのぎをいつまでも続けるのもどうかと思いますし。反対派も賛成派も、「自衛隊はいらない!即解散!」と思っていない限りは。あ、「解散」と思ってるのなら尚更改憲しなきゃいけないですよね。そんな解釈のできる余地があるって事ですから。そういう意味では、個人的にはですが共産党(昔からそうだっけ?)と、社民党はどうもしっくりきません。

うん。脱線の方が多いな……。

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