スマートフォン向け(音声)チャットアプリとして、ほぼ代名詞的な地位を得たLINEですが、TVCMを打ち始めているもののアプリそのものに「ここが収益源なんだ…」というくらいに商売っ気が今のところ見当たりません。
(それ故に、一部某掲示板や、一部ブログであらぬ噂が時々出てくるのですが)実際はビジネスにできるだけのユーザー数を集めてる段階だったから…あたりだと思います。
という事は、そろそろ「収益源確保のサービスが登場してくるのでは…」と妄想していますので、もっと深めに妄想してみようかと思います。
故に、現在の開発チームの現状を反映していないもの(そもそもリアルな接点がないから知りようがない)単なる私の妄想を元に書いていますので、その妄想に期待したりサービスインを待ったところで何もおこりませんのであらかじめご了承ください。
有料スタンプ
既にネットニュースなどで、それらしき発言をしている事が記事になっていますが、一番最初に実装される有料サービスはこれじゃないかと妄想します。これに関してはおそらくNHNJapanサイドでキャラクターを作るのではなくて、ハンゲーム関係での取引先のキャラクターや、有名なすでにキャラクタービジネスをやられている会社のキャラクターを取り扱うことになるんじゃないかと。
タイアップスタンプ・タイアップbot
現在、天気予報、占い、ニュースなどのボットが動いていて、そのサービスの利用は無料です。「お友達がいない人用の客寄せサービス」とも思ったのですが、実際他社とのタイアップを試みたbotもあったようですので(どれか忘れたし、今「お友達リスト」には入れてないので本当にそういう意味だったか微妙…)、例えば某コンビニエンスストアのクルーのキャラクターを使ったスタンプやbotが今後出てくる可能性はあるのではないかと。
お店向けLINEアカウント
同じサービスグループの中に、ロケタッチというサービスがあります。その中には店舗運営者向けの「ロケタッチオーナーズ」というサービスがあり、そちらとの連携もあるんじゃないかと。
もちろん、フリーダイヤル的な使い方はできるとは思いますが、botと連動すればキャンペーン関係の事もできると思いますし、ツイッターだとオープンすぎて出来なかった事もまた可能になるのではないかと。(でも困った事に思いつかない。)
そのサービスそのものにお金を取る手もなくはないのかもしれませんが、おそらく「音声チャットの固定回線電話への転送」とか、「LINEを意識せずに使える専用ページ(ツール)」の提供でお金を取る事になるんだと思います。
(2013/9/5追記:ここまで「お店向けLINEアカウントの固定回線接続」こそ実現していませんが、LINE@が言ってみればお店向けLINEアカウントですし、タイアップbot的な奴は見当たりませんが、タイアップスタンプはありますよね。有料スタンプなんかはご存じの通り大人気のようで…。)
LINE Cardプラス
LINE CardにLINEに直接関係ないオマケを有料でつけることは可能なんじゃないか。ハンゲームのコインだとか、電子マネーだとか。
ガラケーのお友達との音声通話サービス
そもそもガラケー向けのアプリで音声チャットを実装するのは無理かと思うので、携帯電話への音声通信に転送します。ただ、それにどれだけの需要があるかが未知数(ないかもしれない)なので、それ関係のサービスとしてもうひとつ。
LINE外のお友達に向けての音声サービス(050着信)
skypeINの簡易版という感じ。050番号を発行されますが、LINEにも電話帳にも登録されてない番号から電話がきた場合には、メンバー登録されていない旨をアナウンスし、着信のあった電話番号と受け取ったメッセージを「電話センター(仮称)」から通知。通知があった直後であれば、「登録」「拒否」などのテキストメッセージを送ると、お友達登録や拒否などの処理ができる。無論、そのお友達が今後LINEに登録された場合は自動的にそれと置換される。
LINE外のお友達に向けての音声サービス(050発信)
050着信のサービスを契約している人向けのサービス。登録しているお友達とはIP電話料金でお話ができるし、相手が提携IP電話の場合には、その通話料は無料。
LINE送金
やろうと思えばできなくはない。ドコモさんとかAU(ただしグループ会社のじぶん銀行)とかで、自社間での送金サービスはやっているんだけども、そこを越えたお金のやりとりをしようとすると、いろいろと面倒で。
LINE場合、キャリアを越えてメンバーがいる訳で、それを送金サービスに使わない手はない!と思ったのだけど、実際にやるとすれば法律的に(NHNJapan側の雑務が)お金かかるし、めんどくさい。
ただ、それを実装してしまえばNAVERまとめのインセンティブ支払いをこれに統合できそうな気がするので…。(というのも、「最初のころ勢いでいくつかまとめを作ってみたけども、アクセスがそれほどある訳でもなく、払い出し下限に到達する前に失効してしまいそうだなぁ…」というインセンティブがそろそろ発生しはじめる頃かなと。)
(2013/9/5追記:LINEMALLの発表の時に、個人間取引もできるようにすると言ってたからその時にもしかしたら…と期待してる。)
その他
スタートアップしたところのサービスやなにかしら人を呼び込みたい会社にとっては、LINEの登録者数というのが魅力的に感じる所もあるだろうと思うので、本来「提携による相互接続」で、お互いの費用を持ち合う形で接続するようなケースでも、交渉のしようによっては逆に手数料を取ってしまうという事もできるかもしれません。
そりゃあ、妄想の類いですから「物理的に無理なのもの」も含めて、まだまだ出てはくるのですが、収拾がつかなくなりそうなので今回におきましてはこの辺で。
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