まあ、ちょっとした愚痴なんで、軽く読み飛ばしてもらえば結構ですよ。
そんなこと言っていると、「原子力発電の再稼働ナシでも大丈夫だって言っている奴らか…」と苦笑いされる方も多いのかもしれませんが、処分先が決まっていない使用済み核燃料の容量がとんでもない状態になっている状況で、「(なかなか処分方法の決まらない現状を見て)いつまでも軽水炉に頼れるか」と考えるのが、電力会社も民間企業であるなら普通に出てくる話だと思うのですよ…。
というのも、今更のように先日の新聞記事になってましたが、「あともうちょっとでいっぱいになります」という燃料プールは割と多い訳で、最終処分先が決まっていない以上は、燃料プールが満杯になった時点で、休止…です。
勿論、モノがモノだけにシビアになりがちですが、それに間に合うほど「政府が」ちゃんと動いてくれているかというと、割とサボタージュというか、スロー進行ですし、(そういう意味で大飯原発の再稼働があまりにもスムーズにいってしまったのが個人的にはびっくりなのですが)原子力発電所の再稼働有無にかかわらず、頼れない場合のバックアップを考えるのが、独占企業ゆえの宿命かと思うのです。
なのに、今年の夏に入る前、関西電力ったら、ぎりぎりまで準備せずに、「今からだと間に合いません!」って何か夏休みの最終日に泣きながら終わらない宿題と格闘してる姿とシンクロしちゃいましたよ。
まだ泣きながらでもやってる様子があれば良かったんですけども…。
なので、大飯の原子力発電所が再稼働してしまってる根拠となってる「ひょっとすると足りなくて停電させる必要があるかもしれない」という事象については否定しないのですが、ルールを決めて再稼働は致し方がないにしても、再稼働ありきで設備計画立てるのはそろそろ止めた方が、いいんじゃないかな…だなんて思う訳です。
…まあ、一昨日に言ったように、(再稼働しない場合は)原子力発電所自体が不良資産なんですけどね。
#そういう意味もあって、「それだけ賛同者が集まるのなら、出資者募って代替の発電所を作った方がよっぽど脱原発に効果があるんじゃないか?」と思ってたりします。ただ、これだけ引っ張ってきた分、無理をしてる発電所の無理が祟るのが先か、代替の発電所が出来るのが先かって問題はあるのですけども…。
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