いや、パクリはまずいんですが、それが「パクリ」と断定していいのかは…。
BL作家の商業小説・同人誌から森瑤子の小説と酷似する文章が多数発覚 → 出版社「盗用していない!まとめWikiを消さないと訴えるぞ!」 : はちま起稿(リンク切れ)
正直、創作にしても、ニュースやブログ記事にしてもここが頭の痛いところ。…(そのまとめブログに対して、「少なくともお前が言うことじゃないなぁ」と思う部分があるものの)その作者が好きであれば、時々、「その作中のフレーズが浮かぶ」事があってもおかしくない話。
その時に気づけばそれを避けるという事もあるのだけども、自然に出てくるものにそんな疑いをもって書いているかと言えば、自分にあてて見るとそんな訳はないし、第一そこまで疑心暗鬼になってたら何も書けやしねぇ。
確かに「作中の文章が語彙や登場キャラクター名が違うだけで、一言一句同じだ」となった場合は、盗作と疑ってほぼ間違いはないのだけど、私が該当のまとめWikiを読んで見た限りでは、「偶然一致してしまった所をかき集めてきた」という可能性を捨てきれないなぁと思うところです。
ただ、偶然の一致にしては一致してるフレーズが大きすぎやしないか?という部分も確かにある…のだけども、「(中略)」の部分がわからないし(そこの展開次第で他の部分が似てても別物だろうし)、「作中のキモで印象に残る部分」であればあながち無いとも言えないと思うので、こればっかりはされたと「盗作される作品」と「盗作したとされる作品」の両方をじっくり読み込まれた人でないとわからないかなぁと。
なので、検証として行うのであればお願いしたいのは、一つの作品の中(書籍で言えば本単位でなくストーリーのひとかたまり。)での「盗用されている」という部分の比率。それを「盗用された」とされる作品(Not作家、Not書籍)ごとに。あとは、主観でかまわないので、大体の概要とその全体像の類似点を。
実際、本当に「偶然に似てしまった」にしても、証明する手段がない訳だし、盗用してないって言ったところで(盗用を指摘してる側として)納得できない訳ですよね。ただ、標的にされた作者としてなにをすればいいのでしょう?
判断できる材料を持ち合わせていない私としてはなんとも言えないのですが、現状の状況ですと、「社会的責任を自らは背負わない卑劣な立場から貴サイトは著作権者と弊社を不当に貶めています。」というイースト・プレスさんの主張もあながち間違っていないとは思います。
ただ、「盗用の主張に必ずしも所属の表明が必要か?」という点については疑問で、盗用部分の列挙だけではなく、客観的な分析があるのであれば、公表者の身を守るために隠匿も仕方がないのではないかと思うのですが、このサイトの場合は、それにあたるかと言えば…。
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