『はだしのゲン』を読むと 「原爆容認論」が心にすりこまれるという意見に関して

なにげにひとりごと

「はだしのゲン」とか読んだのは、もう20年近く前だと思いますので、まあそんな強い反論はできないんですけど…。
『はだしのゲン』を読むと 「原爆容認論」が心にすりこまれる

ゲンいわく日本人は原爆に感謝しないといけないようですよ?

まあ、一応反論っぽいこと言っておこうかと。



当然、いろいろな考えを持っている人はいるだろうし、作中の事を本気で言ってた人もいるでしょう。
だって、公式情報は戦争が終わるまで隠されていた訳ですし、戦後とかいろいろな情報が錯乱してたんです。戦争だって、軍部の暴走がどうだかという内部事情はあるとは言っても、当時の政府の公式な「天皇陛下の名において」行われていた訳ですし、天皇陛下に恨みを持っている人はいて当然だと思います。

「原爆が戦争を終わらせた」というのも、私個人としては明らかな過剰攻撃だと思うのですが、劣勢の中でそれでも諦めずに戦っていたのは事実ではあるので、後で聞くと「明らかに負けるだろう」という戦況で、ぎりぎり終戦で命を失わなかった人だったり、劣勢の中突入して命を失った人の遺族だったりは「うすうす」そう思っていてもおかしくはない事だと思います。それでも「原爆投下」という行為は許されない事だと思います。

「そうはわかってはいるけど」人間の心理って、そんな簡単なものではありませんよね?

作者の経験を元にとは言うものの、創作物です。正式な事実を伝える資料ではありません。作者の考え方や一方的な記憶が影響するのはある意味当然の事で、それを否定してしまうのは、それこそ言論弾圧で、戦前、戦中やってた検閲と変わらないように思います。
(もちろん、登場人物がイコールになる実在人物が割と多くの人に容易に想像できて、その人を明らかに中傷しているというのであれば、それは責められて仕方が無いとは思いますが、そのような作品ですっけ?)
たとえ、実際と違っていたとしても「そう感じた」という人がいる以上、それは一つの大切な証言です。「それは違うよ!」と補足説明のサイトや副読本を作ろうというのなら賛成なのですが、間違った内容だから排除しろ!というのはちょと賛成できかねます。
(ただ、指摘されている事「だけ」の内容では無かったように思います。部分的にピックアップして、それだけを証拠に「偏向だ!」というのは冒涜以外のなにものでもないような気がしますが、ちょっと内容に思い出せない部分があるのでまた機会があれば読んで見たいと思います。)

もちろん、「それでも内容的に学校に置くべきじゃないだろう」というのは、まだ議論の余地はあるように思いますが、だとしたら今までナニをしてたんでしょう。私が一番最近に見たが20年くら前ですから、初版が発刊されてから相当経っているのですよ?それこそ、「今更遅いのだから、どう違うのかを説明する資料を作って、はだしのゲンと一緒に並べてもらう方が周知の意味でいい」と思うのですが、撤去賛成派のみなさまいかがでしょうか。

反論は歓迎しますが、基本的に打たれ弱いので、ほどほどにお願いできればと存じます。
(10:56追記:タイトルが不完全のまま送信してしまいましたので訂正しました。)

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