ドコモ口座のサービスの一部らしい。
報道発表資料 : ドコモとVisaがプリペイド決済サービスを提供 | お知らせ | NTTドコモ
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、ドコモ)とビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下、Visa)は、日本初のモバイルに特化したプリペイドカードサービス「ドコモ口座 Visaプリペイド」を2013年9月18日(水曜)より提供することを発表いたします。
競合と言えば、このブログでも何度か取り上げたことのある、ライフカードのVプリカ。あと、三菱UFJニコスのe-さいふ。あと最近ココカラファインが「ココカラクラブカード」という会員証兼Visaプリペイドカードも登場しました。
あと、利用形態としてはジャパンネットバンクのカードレスのVISAデビットもだし、スルガ銀行、楽天銀行、りそな銀行、あおぞら銀行、三菱東京UFJ銀行のVISAデビットも使い方によっては競合だけど、今回はちょっと話に出すのは止めておこうと思う。(めんどくさいから。)
共通する部分として、クレジットであるVISAと違って「先に入金した金額しか利用が出来ない」って事。だからプリペイドなのです。
プリペイドカード自体は、昔からQUOカードだとか、図書カードだとか、ガソリンスタンドだとかの独自カードだとかいろいろあったのですが、それとどこが違うのかというと、Visaのクレジットのネットワークをそのまま使うプリペイドサービスだから、基本的にVisaクレジットカードが使える場所であればどこでも使えるという所。
わざわざ「基本的に」とつけたのにはクレジットカードの場合は請求は後だから「使える額」を確認しないまま決済が完了したものとして通してしまうシステムが加盟店によっては残っていまして、「それ」を判った上で悪用する人がいる為に一部加盟店は一律で使えないようにしてあるというのがまず一つ。
次に物理的な話で、Vプリカと、e-さいふ、そして今回のドコモのサービスの場合はそもそもプラスチックのカードが発行されませんので、対面取引のようにカードをスキャンして決済するような加盟店では使えません。(もちろん、リアル店舗で利用可能な電子マネーにチャージしたり、事前にオンラインでカード番号を登録することで利用可能な決済サービスであれば利用は可能ですが…)
ただまあ、ネット通販とかだとAmazonとか大手の会社はおいておいて、クレジットカードが使えた方が手間が少なくて済むという事もありますし、そもそもサービスの利用料の支払いにクレジットカードでの支払いしか対応してないケースだってある訳で。
じゃあ、クレジットカードを持っている人にはメリットがないのか?というと、ある程度信頼のおける会社でクレジットカード決済をするのであればいいのですが、まあ世の中には悪い事を考えている会社もある訳で、怪しいけどそれでもその会社のサービスを使いたい場合、「メインのカードとは別のカード番号」であるVisaプリペイドカードの利用は有効だと思います。
その辺の需要について、カード会社ではない(正確にはDCMXというカードを発行するカード会社なのですけども)ドコモが目をつけたというのはものすごく面白い話だと思います。
で、競合のVプリカやe-さいふに比べて、ドコモ口座 Visaプリペイドにメリットがあるのかというと、前者のカードを持たない人がカード決済のサイトでの利用という部分では、先行の2社が入金に手数料が発生するのに対して、ドコモ口座のサービスの方は1回キリの番号を発行する度に105円か、月額210円を選べる分、先行2社で「毎回利用する分だけプリペイドを買っている」という使い方をしている場合に有利になりますが、「数ヶ月分まとめて購入している」場合にはむしろ先行2社の方がいいケースもあります。後者についてですが、一旦現金で出入金しなければいけないので不便かもしれません。(DCMX決済は、電話代と一括請求になる決済方式で入金できれば…と思ったけど、送金については「電話代と一緒に」という項目があるけど入金については、どうもそういう項目はないみたいです…)
(確かに先行2社は入金に手数料は発生しますが、入金手段にクレジットカードが使えますし、自社カードに限ってはその手数料すらもかかりません。)
ただ、ドコモというブランド力はまだまだ強くって、今後どうなるかは正直未知数です。
入金方法のてこ入れだとか、特定の条件下で定額プランの料金の免除だとかあると最強なのですが…。
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