Wovn.ioは、ざっくりと説明すると、既存のサイトを多国語対応する時に便利なサービスです。
昨今、ブラウザには翻訳ボタンがついていたりしますし、いちいちサイト側でサービスを用意しなくとも勝手にそれらの機能を使って内容を大まかに理解してくれる時代だったりします。
ですけど、「固有名詞」とか割と厄介で、面倒で機械翻訳にするにしても、その「辞書に無い」部分だけは手動で書き換えたい訳です。wordpressでもそれを補助するプラグインはあるのですが、如何せんデータベースのサイズがやたらとでかくなってしまったり、一時期よく使われていたプラグインの翻訳機能が今は無きGoogleの無料版の翻訳APIだったりと。
やっぱ別のサイトつくるしかないのかぁって思ってた最中に、TECHCRUNCH JAPANの記事でWovn.ioを紹介しているのを見て、試してみる気になった訳ですよ。現状の機能に関してはお金はかからないみたいですから。
で、結果どうなってるかと言いますと、トップページと一部の記事しか設定してません。
導入の初期設定は簡単なんですよ。テンプレートのヘッダに指示されているコードを一行入れるだけですから。何が面倒かっていうと、
・ある程度記事が溜まっていると、いちいち一つ一つを確認するのは面倒臭い。
(「気になったり、突っ込みがあった時に直すから、とりあえず機械翻訳通して」ってオプションがあっていいような気がする)
・複数のページで重複する表記があった場合、訳が間違ってないのなら良いのだけど、固有名詞を誤訳した場合など修正しないといけない場合は、全てに手を加えないといけない。
(「このアカウント全体で利用する共有の翻訳データ」「固有名詞辞書」を作る事はできないのかな?と。もっというと、他のページで同じキーワードで翻訳データを作っている場合、自動的に共有データの翻訳データに昇格するオプションが欲しい。)
(できれば、「第三者利用を許可された、ユーザーの枠を越えて利用できる共有翻訳データベース」なんてあるともっと嬉しい。)
(共有のデータベースから反映した内容はコントロールパネル上では、「共有(アカウント内)」「共有(パブリック)」と書いているとうれしい。)
・Wovn.ioのせいではないのだけど書き方によっては、Bingのエンジンが区切りを間違えて変な翻訳をしていたり、日本語のまま吐き出したりしてしまうので、それを直すのが面倒。
(主に書き手が悪い話ではあるので、こればっかりはどうしようもないのだけど。本人がよくやる「口癖」というか、決まってやる間違えを手動でフィルター登録できれば、その辺は減らせるのではないのかな。と。
(その辺の一番の解決策は、おそらくそのうち始まるだろう、プロによる人力翻訳サービスサービスなのだろうけど、その辺はお財布と相談かなぁ…)
まだ、どこで収益化するつもりなのかがいまいちよく分からないのだけど、これからの進化が楽しみではありますよね…。
(2014/6/26追記:ちょっとブログで使うには、いろいろ不都合な面がありましたので、現状コードはページに残っていますが、翻訳ページは見られないようにしています。)
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