早速、ユーザーからスキャンデータを提供されたマンガデータからの公開第一弾がJコミのサイトに載ったようだ。
(違法マンガデータという表現は正直好きじゃないので、おそらく今後もこのブログでも解説で必要な場合を除いて使わないと思う。)
プレイヤーは眠らない - Jコミ
アゴラ…って言うと、どうも最近はライブドアに毒さ影響か、あの言論プラットフォームとかいうブログを思い浮かべてしまうのですが、もともとギリシャの都市国家の市民があつまる広場の事であり、そういう理由で「作中のパソコン通信サービス」も、そういう名前をつけられたのだろう…と思います。
「アゴラ」という世界は最後まででてくるのだけど、冒頭以外はそこを頭に入れなくても読めるのでは?
というのが、変に知識が偏っている私が思うこと。
作品の内容は是非読んで頂きたいので、極力触れない事にして、
巻末にちょっと気になる事が書いてあった。作中には触れてないけどアゴラが試験運用を開始したのは1985年だそうだ。
…大手パソコン通信サービスがサービスインし始めた頃とだいたい同じって事ですよね。
正直、その辺の記憶が曖昧なのだけど、その設定時期かこの本が出たらしい1993年頃のパソコン通信は「文字だけ」がベースで、画像が混ざっていたのであまりパソコンが詳しくない人も知っていたのは「キャプテンシステム」だったかと思うのですが、それすらも後ろでテキストデータが舞ってただなんて知らない人が多い訳。
それくらい一部の人を除いては「よくわからない世界」だけに、想像を含ませる手段としては最高の媒体だったんじゃないかなぁと。
今じゃ、それよりカラフルで様々がデータが、さらに複雑になったネットワークに分散して行き交ってる。割と当時夢と思ってた世界がシンプルに実装されちゃっているんだけど、当時の私にこの今の世界を見せたらどう思うんだろうなぁ…。だなんて思ったりする。
アゴラのサービスは、たぶん現実とかけ離れた世界で、だからこそ当時に読んでたらもっと楽しめただろうな…と思ったりしています。
あ、当時GUIをパソコン通信にCGを載せる試みがなかった訳じゃなくて、いろいろな方法で試みられてはいたはずです。…時系列が頭の中で混乱してますけど…。
(作中でたぶん理解できない人多いだろうなと思ったのは冒頭部の「電話回線をつかう」くらいじゃないかなと。モデムの音もFAXでまだ現役な訳ですし…)
…ちなみに、赤松先生のA.Iとまは、このマンガの連載されていた時期からしばらく後だと思うのですが、私が赤松先生を知ったのは、だいたいラブひな以降ですね。たまたま古本屋でみかけて「この先生は昔からこういう作風なんだ…」と思ったものです。
#記憶が曖昧な部分が多かったので、添削は歓迎します。メールでもコメントでもツイッターでもどうぞ。
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