戦争を知らないボクが戦争のお話を書こうとする時悩む事。

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もう今年の終戦記念日も終わったことですし、書いても良いかな…と。

私達の一番身近なところで起こった戦争、つまりは第二次世界大戦からもう66年が経ちました。正直、その期間ってピンと来ないし、身の回りにも「終戦前後に生まれていた人」も少なくなっています。
もちろん、教科書の中身としては勉強したりはしますが、私にとっては「遠い昔のこと」。それじゃイケナイとは思いはするのですが、あまりにもそのまま自分たちの記憶とリンクさせるには時間が経ちすぎた気がするのです。
31歳の私がこうですから、平成生まれの方なんかは余計にそうなんじゃないかと思ってしまう訳です。

一時期、某学校の試験問題で「元ひめゆり学徒隊の体験談は退屈で飽きてしまった」と英語長文の問題に書いていた事が問題になりましたが、これもそれの典型的な例だと思います。
(だからといって、教える側の学校がそのような問題文を作るのは大問題ですが。)



時間軸が近ければリンクしやすいかと言えば、…今でも、世界のどこかで争いをしている人や国があります。映像技術、放送技術が発展して、戦争のその状況がリアルタイムで世界中に配信される世の中になりました。
映像をみて「酷い」と思ったりする事はあっても、なにかピンとくるところがあるかと言えば正直微妙なような気がします。大半の人が今の「自分」と繋がる部分を見つけられないからじゃないかと思うのです。
リアルに今起こっていることだって、そうなのです。半世紀以上経ってしまった出来事をそのまま伝えるというのは、ちょっと難しいんじゃ無いかと思うのです。
「感性がないから…」だなんて言われそうな気がしますが、そりゃ過去の記述を元にストーリーを作って「悲しい物語だ」と感じさせる事はできるかもしれませんが、その本当に伝えたい意味って伝わるのかな…。と思ってしまうのです。

もちろん、過去にあった悲劇を伝えるのも大切な事だと思います。ただ、その悲劇がその時の人達にとってはどんな意味を持っていたかを知るには、それだけじゃなく、自分の身の回りの事として感情移入できるフィクションが必要なのではと思うのです。
…とは言ったものの、それには私には知らない事が多すぎますし、たぶん今後私が書くのは「戦争は嫌だ」という事しかわからない駄文かと思います。情けないお話です。

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