無線LANをデフォルトにすることで、月額19ドルで使い放題だって。
Wi-Fi利用を主とする携帯サービスが登場 – 情総研レポート:ITpro
米リパブリック・ワイヤレスは2011年11月8日、Wi-Fi(無線LAN)網の利用をデフォルトとする新たな携帯サービスの提供を開始すると発表した。当初はベータ版として提供される。2012年の早い時期にベータ版のバージョン2をリリースし、正式サービスの導入に踏み切る計画である。
実際、該当エリアのサービス状況がどうなのかって言うのをまったく把握していないので一概には言えないんだけども、携帯電話ネットワークだけでは回線が一杯一杯だというのはどこの国のキャリアも同じだと思うし、だからといって無線LANだって、干渉の問題はある訳だから闇雲に立てる訳にはいかない訳だよね。
…という事は、そのエリアだけができる特殊な事情でなくって、日本でも当てはまるんじゃないかと思うのです。
とりあえず、このようなサービスを(日本で)やるために必要な事を挙げてみようと思います。
・豊富な無線LANのアクセスポイント
某社のご尽力によってFON_*というシグナルがあっちこっちで拾えます。(FONとだけ名付けられているスポットもあるのですが、某社はどう勘違いしたのか、某社ユーザーしか使用できないシグナルを出していますから、同様にFONというシグナルを出している他社さんには申し訳ないのですが、無視するのが妥当かと。)mobilepointやhotspotは割と全国津々浦々に設置していますし、ワイヤワイヤレスやライブドアワイヤレスも範疇に入れると、特定エリアは高い確率でアクセスポイントに当たるのではないかと。
・採算が取れる範囲への帯域制御
記事中の会社は「越えても特に制限はしない」との事ですが、越える人が多くなれば当然赤字になる訳ですから、帯域制御は必須ではないかと想像します。
ですが、MVNOの場合でも、すでにU300やイオン専売のSIMを出している日本通信さんとか、IIJさんとかがそのようなノウハウを溜めているハズですし、現行の商品の価格帯で採算が取れるラインなのであれば、無線LANサービスの会社と協業できるのであれば、(大体の会社の月額プランは400円ですから)そこまで採算にほど遠いサービスにはならないかと。
・モバイルに最適化したIP電話
番号を割り振ってくれるサービスに関しては、日本通信のIP電話サービスや、blueshipCommunicationsのBlueSIP、OCNの050Plusが割と有名です。skypeもナローバンド用のコーデックがあるようですし、それ以外でもコーデックによっては帯域を絞っても通るようです。
・WiFiと3Gネットワーク間のハンドオーバー
データ通信専門にするのであれば、無視しておいてもさほど大きな問題でもないような気はしますが、通話をする場合や、ストリーミング再生をしている場合には対策しておいた方がいいのかもしれない。
WiFiの電波が弱くなった時点で3Gをスタンバイさせておくとか、WiFiがちゃんと接続可能な状態になるまで3G接続を切らないとか、WiFiネットワーク上ではVPNをはって、IPが極力変わらないようにするとか、WiFiと3Gの切り替えの時に通話しているようであれば、通話を切らずに再接続するとか。
後から入れるソフトウエアレベルでどこまで出来るのかな。専用端末となると敷居が高いしなぁ…。
ただ、日本でやる場合(3G単独なものが割と幅をきかせてるから)、もうちょっと値段も勉強しないと難しいかな…。
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