Googleのプライバシーポリシーの統合を今日とからめて肯定してみる。

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もう一年経っちゃいましたね。…とは言っても一年前の今の時間は、別に何のことも無く、どこの会社も通常運営しておりました。ええ、午後にそれが一変するなんて思いもしなかった訳です。

実際に被災に遭われた方はそれを身をもって感じたとは思うのですが、私も含めてそれ以外の人は、テレビとネットであの信じられない見て、情報も交錯していました。

もちろん、同時に電話会社の災害時伝言ダイヤルや掲示板が立ち上がりましたが、エリアが広域にわたるせいか、情報がバラバラとなっていました。
…もちろん、それが判っているとは言っても、愛媛という安全圏にいて、情報面でバックアップできるだけの時間のあるはずの私はあっけにとられたり、信じられないツイートが流れるのを見ていたりしたというのが現状でした。

もっと近くで起きてた、阪神淡路大震災の時と似た感覚です。その頃からは、情報伝達手段も発展していて、比較的容易に情報発信ができるようになり、かつ自分自身もその気になれば必要な契約を交わせる年齢になっているにも関わらず、自分の立場や行動は相変わらずです。まあ、その辺の自己嫌悪的な話は書くと長くなりそうなので置いておいて…。

もちろん、YahooやNHNJapanグループも動きましたけども、一番スピードをもって動いたのは、Googleさんだったんじゃないかと思うのです。



Googleは、さまざまな自社サービスを使ってばらばらの情報を集める試みをしてくれました。例えば、パーソンファインダーの例でも、「避難所の名簿を現地で入力するにはマンパワーが足りないから、一旦Picasaに写メールで送ってくれ」となりました。そこから、なんとかその情報のスムーズにさせる為にもOCRでの文字認識を試みたと後日話として出てきています。

この場合、パーソンファインダーとPicasaとOCR(たぶん現在のグーグルドキュメント技術の応用)のサービスを横断している事になります。

もちろん、非常事態ですから「このサービスとこのサービスは別サービスだから、プライバシーポリシー違反だ!」なんて事は言わないかもしれませんが、ただそれでも「まだまだベンチャー気質が残っているGoogle」だからこそ、できた力業な部分もあるんじゃないかと思うのです。

ただ、具体的な会社名を挙げるのは避けますが、世界的に利用されているOSメーカーさんや、昔は日本で一番利用されていたPCを作られていたメーカー、通話しか能の無かった携帯電話に簡易的なwebやメールをつけるという革新的なアイデアを生み出した通信事業者さんを見てもわかるように、大きくなれば大きくなるほど足かせが増えて動きづらくなってきます。
もちろん、今回の震災対応においてはその例外のように大抵の会社が動いていたようですし、それが100%悪いとは思わないのですが、それによってひとつひとつのスピードが落ちているのは、事実ではないんでしょうか。もちろん、そうでない会社や部署もあったりはします。

それらの企業が、今回の震災の際に対応が遅かったとは思いませんが、「間違って」変なところに凝り固まったら、できる事もできなくなります。災害のような緊急対策にしても、まだ誰もやった事もないサービスにしても。

もちろん、世界的企業になっているGoogleもその例外ではありません。今はまだ、一番トップでひっぱていくリーダーはいらっしゃいますが、将来的にどんな体制になるかわかったものではありません。
そういう意味で、「そうなった場合でも自由なサービスをスピードを持って」というのを担保する為に先手を打ったんじゃと好意的に取っています。
…確かに、悪用の方に進まないようにもうちょっと内容を詰め直した方がいいんじゃないかとは思うのですが…。

#いや、そういう意味では、SNSなんかはハナから情報を囲いこんでいるだから…。

#あ、その前に「内容を整理してから記事をかけ」と言うのは、言わない約束でお願いします(^^;

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