子供の安全と健全育成の件は、本件と無関係とは言いませんが….

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この手の話題は、いくら説明したところで理解して頂けないケースが多いので、スルーしようかとも思ったのですが、東京の条例とはいえ成立すると(東京にかなりの数の本社が集中している性質上)地方にも派生すると思ったので…..

うーん、エゴなんでしょうかねぇ?私は違うと思いますけど。

子供の安全と健全育成の前では、漫画家の「表現の自由」など取るに足らない – webdog

でも僕は本気で思うんですが、マンガ・アニメ・ゲーム産業がまるでダメになったとしても、それで子供たちが安全に健やかに育っていけるならそれでいいと思います。
ましてや「表現の自由」などという、なかば作家のエゴみたいなものを主張されても呆れるより他ありません。

確かに、表現の自由と言って、暴走している方がいらっしゃる感はありますし、それは流石にまずいだろうという事もあるので、自業自得と言われても仕方ないクリエーターの方もいらっしゃるとは思います。
ただ、卑猥とか、猥褻とか、そういう表現って時代によって大勢の意見が変異しているし、人それぞれに別々の定義があったりする訳で、いつの時代も議論になる話題です。

それ故に、昨日までごく普通の一般向けの表現だと思って使っていたものが、突然「卑猥だ」とか、話題に上がってくる事だってあります。

なのにそれを「そうみえる」というだけで、ひとくくりに規制してしまうというのは、流石に横暴のように思うのです。

ちなみに僕の好きな漫画やアニメには「非実在青少年」の猥褻行為にあたるようなシーンは思い出す限りありません。

というのは、あくまで「あなたが」思うだけで、その審査をする人が思うかもしれないし、そう遠くない未来に一般常識としてそう解釈されるかもしれません。
審査する側がそう思わなかったとしても、出版社や著者が「そう思われそうだ」と考えて以降の公開を差し控えるかもしれません。

大げさに言ってる訳ではなく、この事でない所で似たことは起こってますよね?



規制を肯定されている方の意見を見ると、みなさんなにか勘違いされているように思います。

別に「猥褻な表現を書く自由」を主張している訳でなく、「自分のすきな事をいいと思う表現で書く自由」が失われる危険を感じているので、それを主張しているに過ぎないと思うのです。

漫画家に限らず、創作に関わったことがある方なら共通して感じるジレンマだと思うのですが。

過度な表現規制の元では、仮に安全ではあったとしても「生きにくいイだけ」であって、健やかに過ごせるだなんて正直思えないのですが。(正直、安全であるかどうかも疑問です。とは言っても「逆に性犯罪が増える」と言った類の危険ではないですよ?)

健全育成に関しても、昔はそういうモノがあると「親が見せないような努力」をしましたし、万が一保有していて見つけた場合はそれなりの制裁(叱る、無条件で処分、なにかのペナルティなど)がありました。
それで、その(表現の)行為の意味や理由、怒られている理由を学習するのではないのでしょうか?

それでも「誰でも手にはいる状態が問題だから、個人確認、年齢確認を強化しろ」とか「間違って入手してしまった場合に発見しやすいツールを」というのなら、まだ当然の主張だとは思うのですが、その表現自体が駄目だというのは親や、同じコミュニティにいるものとしての責任を放棄しているだけにしか思えないので、賛成できないし、好きにもなれません。

未来を担う、子供達の事を心配するのは当然の事だし、有害な情報から守りたいのも当然だと思います。でも、その割にはなにかすっ飛んでいるような気がするのは私だけなのでしょうか。

こういう議論が出てこないあたり、この条例が成立してもしなくとも、日本の未来は暗いのかもしれません。

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