ちょっと待った!

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逮捕されると言う事がニュースなどで放送されるというのが、冤罪であろうとどういう事になるのかを理解した上で、捜査関係者はちゃんと手続きをしていたのでしょうか?

ガンダム助監督、冤罪だった!…「殺人予告メール」実は別人のなりすまし(スポーツ報知) – livedoor ニュース(リンク切れ)

 大阪市のホームページに殺人予告メールを送ったとして業務妨害罪で起訴されたアニメ演出家・北村真咲被告(43)について、第三者がパソコンを不正なプログラムに感染させ、本人に成り済まして遠隔操作していた可能性があるとして、大阪地検が勾留取り消しを請求し、9月21日付で釈放していたことが7日、分かった。



冤罪であろうと一旦逮捕なり拘留なりされてしまうと、仮にニュースにならなくとも、…噂って怖いもので、あっという間に拡散していきます。ネットが無かった時代でさえそうだったのですから、判っていない訳がないはずでしょう。

「本人のPCから発信された履歴が残ってるんだから」
「新型のウイルス」という言葉で濁していますが、内部に入り込んで他人のPCに攻撃を与える手法というのは今に始まったことではありませんし、その可能性は想像できて当然ではないのかな?と思うのです。

第一、他の(PCに関係の無い)事件でも、他人になすりつける為の工作をしているケースがあり、それも可能性の一つとして捜査をしているハズでしょうから。一番浮かびそうな可能性の想定していないのなら、「それ以外にも見逃している」という可能性は十分考えられるな…と。

となると、やっぱり「不正アクセス禁止法」で逮捕されたりした人の中には、相当数の冤罪があるんだろうなと考えてしまう人が発生するのはごくごく自然な話かと。

冤罪であっても、拘留された時点でいままでの生活は維持する事は難しくなるでしょうし、よほど知名度の高い方を除いてそれに対する訂正的な放送はほぼ望めませんし、あったとしても「犯罪人呼ばわりされた記事」の何十分の一レベルの記事というのが通例でしょう。
もちろん、そういうメディアの対応に対しての問題もあるのかもしれませんが、ありもしない罪を背負って生きていく事になってしまう事を十分に考えた上で動いて欲しいなと思うのですが…。

昨今の不祥事などを見ていると、逮捕や拘留されたからって必ずしもその判断が正しいという訳ではないという認識にシフトしてもらう方が良いような気がして、それはそれで悲しい世の中です。

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