ソフトバンクが「衛星LTE」の実証実験を記者に公開しただとか。

すごいなぁと思うのと、（スプリントの赤字とか考えると）本当に予算的に実現できるのかなぁだとか思うのと。
未来のスマホは地上・衛星LTEで圏外なしに？ソフトバンクが「衛星移動通信システム」の試作機による実証実験を披露【レポート】 – S-MAX

既存の衛星携帯との違いは、利用する通信方式が、地上で利用されている方式と共通だって事。なので、アンテナこそ感度の関係でカスタムしなきゃいけないけども、端末そのものは共通で使えてしまうのが売りらしい。
イメージ的には、携帯電話のエリア広めの基地局を静止軌道に作っちゃうというイメージと言えば判りやすいのかな。

ただ、その分電波のやりとりをする「距離」が長くなってしまうので、遅延時間は長くなってしまうとの事で、LTEの規格上の許容範囲ではタイムアウトしてしまうらしく、その範囲をものすごく長めに取る事で対応するらしいとの事で、仕方が無いよねと思うのが半分、衛星だと認識してないと違和感がありまくりだよなだとか。
でも、よく考えると、とかくソフトバンクの場合は、一部基地局のバックボーン回線が平常時から衛星経由だったりしますし。案外、電波がよくなった程度の意識しかされなかったりして。だとか皮肉が頭をよぎったりしたり。

楽しみなのは楽しみなのだけど、「大概の場所で連絡が繋がる」というのも、最高の環境ではあるのだけど、場合によっては息苦しく感じるかもなぁと思う今日この頃です。