無論、世の中では華々しくデビューして運良く生き残っている事業よりも、気がつくといつのまにか消えている事業の方が多いのは承知してるつもりで、藤田社長のサイバーエージェントの事業だって、成功してるものばっかりじゃない。だからこそ、「ここを押さえてないと先に進まない」なんて事がアタマの中にあるんだろうな…と想像するのだけど…。
沈殿プラン|渋谷ではたらく社長のアメブロ
その新人社員の企画書そのものを見た訳じゃないけど、藤田社長が「ダメな理由」がイマイチよく判らない。ので、もしバカな私でも理解できるように説明ができる方は、是非教えて欲しいな…と。
実際に上げている二点についての私が?と思ったポイントについて書いてみようかと思います。
先生に、テスト問題を売買するという習慣がない
問題とするのなら、むしろ「習慣」ではなく副業規定だったり、もし万が一間違って「先のテストで使う問題」を投稿してしまった場合などのリスクの問題で、その部分は慎重にサービスを組んでいかないと、「小遣い稼ぎのつもりが、本業のクビが飛んだ」なんてなると洒落にならないとは思います。
ただ、「習慣」については無けりゃ作れって話だし、その辺は登録する人を「ある程度の知識をもった人全員」にするだとか、色んな知識を考えを持った人に問題の登録を解放できるのなら、むしろ「自分では思いつかなかった」ような問題が出てくるだろうし、別に買う人だって教育関係者や学生を家族に持つ家庭に限らなくったっていい。最近はテレビ番組などで学生時代の復習問題をクイズにして出している事もある訳だし、運営側が面白い問題をピックアップして「模試」を作ったっていい。ピックアップして別コンテンツとして提供するのなら、また「解説」などもコンテンツとして追加しなきゃならないとは思うし、PRの際のターゲティングが難しいっていうのはあるんだろうと思う。
親や生徒にも、ネットで問題を買うという習慣がない
とは言っても、eラーニングで資格取得の勉強をする人もいますし、「問題をつくる」とは違ってくるのですが、学習用の講義VTRのVODサービスだってある訳です。習慣がないと言い切ってしまうのはさすがに大袈裟な気がします。
ただ、ターゲットが問題のタイプごとに細分化されてしまう分、先生なり親なり、生徒なりの希望に合った問題に巡り合わせされられなかった場合には、そのまんま不満になるのは目に見えてますから、レコメンドなどの仕組みの範囲でどう工夫するかって話と、それがコスト的に見合うのかという話のような気がします。
(もし、理由の中に「過去に類似サービスがコケた」というのがあれば、それを分析してみる価値はあるのだと思いますが…)
「気がします」ばかりで申し訳ないのですが、本当によく判らないのです。公開のブログの形でボツにしたネタとして公開している以上、「これは無理だ」と判断したプランだと思いますし、それ以外にも様々な理由があってそう判断したものだとは思うのですが、今回の藤田社長のブログ記事を読んだ限りでは私には理解できませんでした。
(全く無理な訳じゃないとも書いてあるから、そういうツッコミが出来る野心がないという点がダメって事なのかな…)
まあ、(私は私生活の上で)いろんな疑問をよくわからない状態で放置しているモノが多いから、未だに駄目人間してるんだと思うんですけど。
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