電力会社に対して「脱原発を約款に」というのは無茶なのか?

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すっかり忘れていたのですが、沖縄電力以外の電力会社は今日が株主総会だそうです。
もっとも、どこの電力会社の株式も持っていないので、まあ関係がないと言ったら関係がないのですが、少し便乗したいと思います。



橋下さんが、「脱原発を約款に」という議案を提出しただとかいう話には、賛否両論あるようですが、約款に実際に盛るかは別にして、まあ企業体としては当然の事じゃないか?と思うのです。

いや、原発を止めろって言ってる訳じゃありませんよ?だって考えてみて下さい。若干、福島第一原子力発電所の恐怖が薄れている感がありますが、基本的には何十年というレベルで新規の原発を望むことは難しくなるでしょう。また、既存の原発にしたって「今までのように容易には動かせなくなる」というのは間違いない訳ですし、再稼働を認めるにしても、「あまり原子力に頼り切る訳にもいかない」という状況には違いはないのではないでしょうか。

仮にだらだらと再稼働を繰り返すという選択肢はあるとしても、いつかは「廃炉」をしなければならない訳で、(せめて減価償却が終了するまでは使いたいという理屈は判るのだけど)、ほっておいたら自然に土に戻る訳じゃあるまいし、遅かれ早かれ「使わないけど、膨大な支出が発生する」という状況はやってくる訳で。
それは、(なるわけないと思うけど)どうにかなるとして、それまでその廃炉にする原発が発電していた電気をどうするか?というと、何十年も新規の原発が難しい現状を考えると、もし原発施策を続けるにしても、遅かれ早かれ一時的に原発依存度を下げることになる訳で、「まだ、体力があるうちにその準備をしておこうよ」という提案のどの辺が悪いのか?ホントに(反対してる人って)株式会社の株主なのか?もし、「原発即全廃」と言っているのなら反対しなきゃいけませんけどね。

無論、橋下さんまたは大阪市や維新の会に別の意図がある可能性はもちろんあるんでしょうけど。それはまた別の話ですよ。

(あ、別に反対しているのが悪いと言うんじゃなくって、「現状」をどう理解してるのかな…と。「判らなくはないけど、約款に盛るまでじゃないでしょ?」という意味で反対をされているのなら、それはそれで構わないかと。経営側がどう判断するかだけど。)

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